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2015年8月29日土曜日

ぼくの夏休み 2015.08.12 - 15 4/4days

AM 05:53 出発

昨日十分に体を休めたので 気力が戻った 天気も良いし気分がいい
入山と下山の日だけ天気がいいというのもあれだが…

今日は新しいルートを歩いて温泉に入って帰路につく
事前にルート情報を得ようとしたが なかなか情報がない 歩く人は稀で 
道もところどころ不明瞭と地図には記載があるし 倒木・藪漕ぎ必至 の様である
某有名登山サイトでも詳しい状況はこれ以上出てこない 
山小屋のおかみさんの話だと 歩けないことはないだろうけど ほとんど歩かれていないそう 
管理者が手を入れていなければ 荒れたままだろうとのこと 
一応エスケープする代替えの道は考慮しているので その辺りまで行くことにする

AM 06:04 静かな池畔


AM 06:13 朝日を浴びて 清々しい湿原


観光的な雰囲気から脱すると 徐々に深くなってきた

久しぶりに緊張してきた 朝日に向かって登り切ると 針葉樹の若木が密に生え 
蜘蛛の巣に引っかかりながら 掻き分けていき 振り返ると 若木の壁で 
パッと見 樹に突っ込んでいく感じなので 戻れるかなぁと考えると 更に緊張する
樹木に押しつぶされそうだ 

集中していたせいか この区間の写真を撮ってくるのを忘れてしまった
また行きたいなぁ

AM 06:50 情報不足の道が始まる十字路

一応案内表示はある しかし肝心の予定の方向は擦って消されている
さてどうするか 休憩を取って考える 

完全に歩ききるか 諦めてよく歩かれている道を行くか
表示が消されているのと 歩かれている道で下山した時の交通手段を考慮し
よく歩かれている道を選択した バスで下山口まで行って 様子を伺うことにしよう


安全策をとって下山 途中こんな眺望も得られた 

来なかった見らなかったぁ良い景色 


道幅は狭く鬱蒼としているが 事前に手が入ったのは知っていたので

その通りよく整備されていて 歩くには支障がなかった 
綺麗な青空に倒木という正反対な印象の組み合わせが とても印象的だ 

1日目と2日目を過ごした山が見える 雲が無い オレってやっぱり雨男だなぁ




いい道だなぁ お気に入りの道がまた増えた





林道に一旦出て 左へまた下る

高度が下がったので ムシムシしてきたし 随分と植生も雑木にかわってきた 



入山した時の道に下りてきた 日差しが強い 夏の暑さを久しぶりに感じる



とうとう下りてきてしまった あっという間の4日間だった けど まだしたいことがある

バス停まで行ってバス移動なのだが 数年通っている土地だが 
いつかは歩いてみたいバス通りがある 
その前に 最後の下山道は予定していた本来の道ではなかった まだ時間はあるので 
バスで本来の下山口まで行き 途中下車して 少し歩いてみようかと思う  






本来の下山口で途中下車 結構日差しが厳しい

写真だとわからないけど 下草も結構伸び放題で ハイキングするには
気が引ける感じ 少し立ち入ってみたが 上り調子であるのと バス待ちしていた
温泉宿で アイスを食べたりして 寛いでしまったので 体はもう山登りは終わりだと
言っているようで 足が前に進んでいかない 
調査はやめにして引換えし 温泉に向かうことにした 

これが歩きたかった一本道 車の切れ間を縫って一枚 

山歩きだけではなく こういう車道や林道歩きも嫌ではなく そんなに
苦になることではない むしろ好き ただ足の負担は大きいけども… 
樹木の間を永遠に続くような道に なんか魅力的に感じる 
辿りつきたいけども終わりたくない 達成と未練が入り混じる複雑な気持ち

今回も雨男にはこのような稜線は縁がなかったなぁ  

それでも違う発見や楽しみ方ができて 充実した山となった



帰りの電車の車内にて

時期的にどこの路線も激混みだ 列車が混雑で送れていたから 
予約していたグリーン車指定席に 乗り遅れるかと焦っていたけど 
こちらも遅れが出ていて 余裕で乗車できた この路線の乗り時間は
駅は狭いし乗り換え通路の階段も狭いのに 4分しかないっていうのは 
いかがなものか いつも冷や冷やさせられるのだ 結局いつも乗れるけども 

ともあれ最後は快適な電車旅 慣れない快適車両で少し落ち着かないが 
贅沢な夏休みは あっという間に幕を閉じ また山を恋しく思う生活に戻った


2015年8月28日金曜日

ぼくの夏休み 2015.08.12 - 15 3/4days

よい睡眠を得られないまま 起床の時間を迎えた

最近の山の眠りは 夜半頃まで ある事柄をなかなか解決できないのを
何とか解決しようと頑張る夢に悩まされ 気持ちよく眠れているなぁと思うと 
丁度起床時間になる ということが多い これが結構ストレスで 寝心地を
試行錯誤してる 寝不足感はあまり感じないのだけど・・・

空が白み始める前 トイレのついでに水を汲みに行くと 稜線は相変わらず
雲の中だが 雲の流れが早く 星空も垣間見れた そう言えば
ペルセウス座流星群が見頃だったのを思い出し どんなもんかと しばし
空を見上げていると 雲の切れ間から流れ星を3ヶ立て続けに見れた 
あと1ヶ見てテントに戻ろうと欲を出したら なかなか見られないもので 
首が痛くなってきた頃 ようやく流れてくれた

AM05:11 2日間過ごしたテン場から撤収 

次のテン場へ移動開始

AM 05:39 稜線は昨日と変わらず雲の中なので 樹林帯コースを行く


AM 06:14 早朝の誰もいない山は 静かで気持ちがいい




AM 06:36 お気に入りのダケカンバの森 空の明るさと樹の幹肌、針葉樹の

色のコントラストが 時間帯によって印象が変わる様は いつ来ても感動的


AM 07:17 稜線直下の急登

雲の中 幻想的 雨は降っていないようだが 風はものすごい

AM 07:42 稜線上の樹林帯

風が強くて寒い 雨ではなくて樹木についた水滴が飛んできて服を濡らす 
レインウエアを上下着て 樹林帯へ急いだ

樹林帯は穏やか まだ雲の中なので 右側の崖の先は真っ白で何も見えない




以前から行ってみたかった突端


突端は風が強くちょっと怖いくらいだったが ちょうど雲が晴れて 

今日の目的地の池畔を見せてくれた


突端を過ぎると急に観光的な人達と雰囲気になるのが少し残念だったが

明日も一部同じルートを歩くので 
地形図と現場状況を照らし合わせて ルートを確認しながら 
テン場まで慎重に歩く



AM 09:55 今日の宿泊地に到着

前泊地と標高はほとんど変わらないが非常に暑い しかも前日とは打って変わって
観光地感満載で気持ちの整理がつかない 
でも 水は浄水器なしで飲めるし トイレは土禁だし 居心地は良しとしよう

暑さにやられたのか気力がわかないので 寝袋を干しつつ

仕込んでおいたアルファ米を食べてまったりとし 
落ち着いたところで近場へ散策に出かけた




やはり体調がすぐれない 軽い熱中症だろうか 

日が暮れるまで テントで涼しい風をいれて横になったり 池のほとりへ出たりして 
ボケーっとのんびりゆっくりと過ごしたら大分回復してきた 

明日のルートは初めてなので じっくりと地図を見て いろんなパターンを想定し
下山までの工程を練った 


寝る前にトイレにいくと 今日もカエルに出くわした きれいな顔をしている

テントからカメラを持ち出して いろんな角度から撮り 嫁さんへの土産にした

明日はとうとう最終日